たなからたこやき

多趣味ヲタクが楽しく生きる

恋をした(恋をしたとは言っていない)

どうも。おりんです。

赤いものを見るとどうしても「はっ、カープ!?」と突進してしまう癖があります。

スペインにお住まいの闘牛さんもびっくりでしょう。

f:id:rincaaaaadayo:20180220022126p:image

 

さて、これは私がなぜ野球を好きになったかについての記事です。

特に有益な情報等何も書いていませんということを先にお伝えしておきます。なので、

「は?なんだこのクソ記事」

クレームは受け付けません。予めご了承ください。

 

それではレッツゴー!

 

 

球体はパチンコ玉より小さくないと扱えない

f:id:rincaaaaadayo:20180220022931p:image

私は当たり前のように運動、そして球技が苦手です。

ラソン大会ではいつも下から数えて五本の指に入り、

ポートボールが苦手すぎて同じチームの子たちから責められて泣き、

昼休みに強制参加させられるドッヂボールをどうやってサボるか、そこに命をかける小学生時代を送っていました。

 

中学に入っても運動部にはテコでも入らず、

ドッヂボール大会も最初の3分くらいで指に当たったふりをして突き指したからとサボり、

球技大会は卓球に出場して全試合ほぼストレート負けをしていました。

 

そう、おりんはマジでパチンコ玉以下にならないと球体を扱えないTHE☆運動音痴なのです。

 

勿論野球に関する知識も皆無です。

「ホームランを打つと点が入る」

「どうやらダルビッシュという野球選手はすごいらしい」

「四番は強い」

板東英二はゆで卵が好き」

おそらくこの四つしか知らなかったことでしょう。

 

あとこれは完全に余談なのですが、小学生の頃に、ベースがホームベース含めて三つしかない「キックベース」なるものを体育の授業でやるということになって四番を決める際に

野球はベース四つあるけどこれはベース三つしかない。

四番は前の打者三人が満塁になった時に打てて点になりやすいから四番なのであって、ここでは三番に強い人を置くべき

と偉そうに熱く語り、巨人ファンのガキ大将にキレられたことを思い出しました。

今考えるとよくそれっぽいことを「板東英二はゆで卵が好き」という情報だけで語れたものだと、自分の頭のいい加減さには呆れてしまいます。

 

しかし、両親や祖父母は野球が好きだったため、贔屓球団というのは昔からなんやかんやで持つのが当たり前だと思っており、コロコロと変えてきました。

その遍歴を今から振り返っていきましょう。

0歳 名古屋出身中日ファンの父と広島出身広島ファンの母の元に生まれる

4歳 市民球場に広島中日戦を観に行く。祖父母と母親が広島を応援しているのでその場の流れで広島ファンになる。

5歳 父親が好き。そしてどうやら中日が強いらしいので中日ファンになる。

6歳 どうやら父と母は出身地の球団を応援しているらしい。千葉出身なのでロッテファンになる。

8歳 静岡に移住する。どうやらみんなどうやら清水エスパルスが好きらしい。エスパルスファンになる。

 

お分りいただけただろうか

 

まあとにかく無節操な軌跡を歩んできたのです。マジでめちゃくちゃです。

なので、私はどこぞのカープ女子のように

生まれた時からカープファン!

などと

おい私はそこらのにわかカープ女子とちゃうぞ!生粋のカープ女子やからな舐めんなオラ

という牽制ができないのでございます。

 

そうです、

私こそが紛れもなく2016年シーズンから広島を本気で応援しだした、いわゆる「にわカープ女子」なのです

 

おそらく野球ファンの皆さんが一番嫌いでしょう、私のようなカープ女子。謝ります。大変申し訳ございません。

なので今からここで、一オタクが何故カープ女子になってしまったのか、弁明させていただきます。

 

 

ただの放物線が私の世界を変えた

f:id:rincaaaaadayo:20180220034339p:image

 広島ファンの母親は、春先こそ

「今年こそはカープが優勝する。見てろよ巨人」

と息巻いているのですが、

残暑お見舞いが届き始めると

「横浜に勝てればそれでいい」

と悟りを開いたかのように呟いていました。

 

そんな母を持った私は今の贔屓球団に対して、

カープは横浜には勝てるらしい」

という曖昧でなんとも失礼な印象しか抱かずに育ってきました。

しかし、2016年、どうやら様子がおかしいのです。

横浜に勝てればいいと悲しげな母親が、例年とは違うのです。

 

「やばい、優勝してしまう……」

 

えっ?カープ優勝するって、マジ?

少し珍しさは感じつつも、

「そっか、良かったね。私も応援しとくね。優勝するといいね」

確かにそれだけ返しました。

 

するとどうでしょう。

その話が祖父まで伝わっていたみたいです。

なんと

「チケット2枚あるけぇ」

「本当?おりんが興味あるみたいだから連れてってやりなよ」

と野球のやの字も知らない私は夏休みに広島で野球を見ることになりました。

忘れもしない8月9日の阪神戦でした。

野球選手に関する知識は板東英二の好きな食べ物だけですが、もちろん広島対阪神戦に板東英二はいません。

 

さて、物心ついてから初めての観戦、分からないことだらけでしたが、とりあえず祖父に言われるがまま梵のユニを着用し、カープ帽を被り、カンフーバットをちゃんと鳴らしてスクワット応援に参加していました。

応援歌はわからなくても立って座って名前叫ぶだけで「応援できてる!楽しい!」ってなるからスクワット応援は偉大です。

 

応援は見よう見まねでできても知らないルールは分かりません。隣に座る祖父に質問責めでした。

 

「えっ待って、今の人なんで歩いて一塁に行ったの」

「そりゃあ四球よ」

「シキュウ?」

「ストライクゾーンに四回入らんと打者は一塁に行くんよ」

「ふーん……」

 

「え?今のは?三振じゃないの?」

「ツーストライクからのファールじゃ三振にならんよ」

「へー……」

 

ほとんど全く何もわかっていませんでした

それでもだんだんルールをなんとなく理解しながら観戦してました。中盤までにはちゃんと押し出し四球に喜べてたので大丈夫です。

 

その日は大量得点をして大幅にリードしていた広島。

こりゃあ勝つな、と、何回の裏だったかは忘れましたがその日二個目のかき氷を食べていた時のことでした。

 

球場に快音が鳴り響きました。

 

 

そしてみるみるスタンドに吸い込まれていく白い玉、

 

一斉に沸き立つ視界一面の赤、

 

地が張り裂けるほどの歓声、

 

グラウンドを走る一人の男、

 

 

私はこのホームランに言葉を失いました。かき氷が溶けていても御構い無しです。

一つの手で握れるくらいのサイズの球体が、ただ飛距離を伸ばしただけで、こんなにも多くの人が狂喜乱舞して、周りの知らない人たちがハイタッチをして、

球技に対して苦手意識しかなかった私が、

「スポーツってすごいんだ……」

と 初めて実感した瞬間でした。

「あいつはのぅ、誠也っていって、神ってるっていわれとるんよ!」

祖父が興奮しながら教えてくれました。

私はただの球体と棒が作り出したただの放物線に恋をしたのです。

 

そして、広島東洋カープという球団、鈴木誠也というホームランを打ったその人のことを好きになり、応援するオタクになった大きなきっかけでもあります。

この日から私はカープファンを名乗るようになりました。

 

 

 

これでお分かりいただけたでしょうか

にわかカープ女子であれど、ファッションカープ女子ではなくちゃんとした理由があることが弁明できたでしょうか。

申し訳ございません。でも好きになってしまったんです、と禁断の恋をしてしまったいいとこの娘さんのように謝ってみます。

 

今では2016年の優勝時の黒田さん新井さんの抱擁で何度でも涙を流せるカープファンです。

七夕の奇跡の時も泣きました。

また、私の好きで大切な野球選手こと鈴木選手は昨年8月に怪我をされてしまいましたが(この時も泣いた)、そこから這い上がっている姿にはいつも励まされています。先日復帰第一打席目の初球でホームランを打ったという話を聞いて泣きました。

 

 

あっ私野球のことになるとめっちゃ涙もろい……

 

f:id:rincaaaaadayo:20180220042928p:image

 

こうして私は広島東洋カープを応援する涙腺ガバガバオタクになったのでした。

 

あれれ。なんだか話が締まらないな。

 

あ、そうだ。

 

件のズムスタに観戦に行った日、かき氷の食べ過ぎでお腹壊してしまったので、

いくら野外とスクワットのしすぎで暑いからといって、冷たいものの食べ過ぎにはくれぐれもお気をつけください。

 

以上、

おりんでした。

 

 


よければぽちっと↓

<a href="//baseball.blogmura.com/ranking.html"><img src="//baseball.blogmura.com//img/baseball88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 野球ブログへ" /></a><br /><a href="//baseball.blogmura.com/ranking.html">にほんブログ村</a>